血圧測定を続けていると、通常よりかなり低めの値がしばしば得られます。今回、その原因を追究しました。それに加えて、正しい血圧の測定方法についても調べて見ました。
6月~8月の3ヶ月に渡り血圧を測定しました。使用した測定器はO社製の上腕式血圧計です。毎日、就寝前(Nと表示)と起床直後に測定しました。毎回、測定を5回して平均の数値を採用しています。この測定器は、時々、最高血圧の数値が大きく変動します。その場合は、更に2回の測定を追加し、計7回の最小と最大値を除いた5回の測定値を平均しています。最高血圧(Upper Number)、最低血圧(Lower Number)および脈拍(Pulse)を下図に示しています。縦軸の単位は血圧関係:mmHg、脈拍:回/分です。6月中は今まで通りの手順で測定しました。それでも低めの数値が時々出て来ます。例えば、赤色矢印の箇所です。これはリラックス出来た時の値です。
血圧測定はどちらの腕で行うべきかとの質問に対して、一度は、左右の腕で血圧を測定して比較するのが良い 参考1)とされています。両者の差が5ポイント以下なら問題ないが、10ポイントを超えるなら、(血栓などが疑われるので)医者と相談すべき 参考1)だそうです。私の場合は、下表のように特には問題なさそうでした。
飲酒は高血圧には悪い影響を与えると言われています。飲酒が血圧に及ぼす影響も実際に調べて見ました(下図)。飲酒した夜(横軸がN)は、脈拍は早くなり、血圧は通常より低めの数値が出ます。他方、翌日の朝の血圧は通常より高めの数値となりました。
リラックスして血圧を測定すると低い数値が得られる印象が得られましたので、測定前に約2分間、深呼吸した後に血圧を測定する(7月2日以降)ことにしました。深呼吸法を採用前と後を比較しています。下図の赤矢印:深呼吸の前後を比べて見て下さい。最高血圧は、深呼吸法採用後には下がり気味となり、平均的には約5ポイント下がりました。血圧の測定中は普通に呼吸します。
私は、数か月前からE製薬会社のヘルケア(HC)と言うサプリを飲み続けていますので、飲むのを中断するとどうなるのかの検証もしました。18日間、このサプリ中断しましたが、10日前後で血圧が上昇して来ました。再度、サプリを飲みだすと更に10日前後で血圧が下がり、元のレンジに戻りました。この結果からこのサプリは効果があると考えています。
血圧測定は健康管理に重要と言われているわりには、測定方法が曖昧と言う印象を持っています。そこで、測定法についてもう少し深堀してみました。参考資料1)と2)が医師による血圧の測定法のガイドラインです。準備段階で深呼吸することに関しては、参考資料2)に記載されています。血圧測定器のメーカーが提供する情報も調べました。深呼吸に関する記述はシチズン 参考3)およびオムロン(業務用測定器 参考4)のみ) 参考5)の取説でも確認できます。
血圧測定の30分前までに飲料を摂ったり、喫煙はしない、更に、測定中に会話はしないようにするのが肝心なようです。私の場合は、血圧測定時にいらーっとすると血圧が飛び上がります。深呼吸は、自律神経を整え、リラックス効果やストレス解消の効果があるそうです。血圧測定にはリラックスするのが鍵と思います。
参考資料
1)Tips to measure your blood pressure correctly
https://www.health.harvard.edu/heart-health/tips-to-measure-your-blood-pressure-correctly
2)家庭血圧測定の原則https://sakai24.org/publics/index/38/detail=1/b_id=39/r_id=406
3)シチズン 測定前に5~6回深呼吸をし、リラックスして測定
https://www.citizen-systems.co.jp/cms/c-s/health/data/pdf/blood-pressure/CH-658.pdf
4)オムロン 業務用と家庭用で準備条件が異なる
業務用:安静にして、深呼吸を2〜3回→安静にして5分経過してから測定
家庭用:5 分以上安静にしてから
https://www.healthcare.omron.co.jp/support/download/manual/pdf/2873643-0K_HBP-9030.pdf
5)タニタ 深呼吸して、気持ちをリラックス
https://api-img.tanita.co.jp/v=1725862627/files/user/support/manual/bp_series/bp224l.pdf