クルーズ船はコロンビアのカルタヘナ港に入港しました。この港を起点に世界遺産「カルタヘナの港、要塞群と建造物群」(1984年)のカルタヘナ旧市街地サン・フェリペ要塞を訪問します。これらはスペイン人によって17世紀から18世紀に造られました。

カルタヘナ旧市街
カルタヘナ旧市街はカルタヘナ港から北西、約8kmのところにあります。海賊から街を守るために約4kmのサンゴ石の城壁で囲まれています。現在残る美しい街並みは、17世紀から18世紀にかけて繁栄の絶頂期に造られたものです。

南米大陸において、カルタヘナは、スペイン帝国の最大の輸出港として発展しました。金、銀、エメラルドの輸出をはじめ、後に、黒人奴隷貿易の中心地の役割を担いました。

サン・フェリペ要塞
サン・フェリペ要塞はカルタヘナ港から北西、約5.2kmのところにあります。港を見下ろす高さ40メートルの丘の上にスペイン人によって建造されました。兵力で圧倒的に勝るイギリス海軍をブラス・ド・レゾ率いるスペイン軍が撃退した(1741年)のが有名な話です。彼は英雄として讃えられ銅像が造られました。

カルタヘナ」の地図
コロンビアは南アメリカ大陸の最北西部に位置しています。同国カルタヘナ港はカリブ海側に面しています。

↑カルタヘナ旧市街地  17世紀から18世紀の建築物に交じって、新しいブロンズ像も見られます。ご婦人の像は多くの人におしりと肩が触られて光っていました。

↑港近くの小さな無料の鳥園