今回の寄港地はベルギー王国のゼーブルージュ港です。ここを起点に中世の面影の残るブリュージュを訪問します。安くて美味しいチョコレートや地ビールも楽しめます。
「ブリュージュ」
この街はブリュージュ(フランス語)あるいはブルッヘ/ブリュッヘ(オランダ語)と呼ばれています。このサイトでは「ブリュージュ」に統一します。街の名前は市内に張り巡らされた運河に架かる橋に由来しています。
ブリュージュはゼーブルージュ港から南へ、約20kmの位置にあります。ブリュージュは、フランドル伯の城塞(9世紀)を起源とし、13世紀~14世紀にわたり、ハンザ同盟の中核都市として、貿易や金融で繁栄しました。今でも中世の街並みが残されていて、「北のヴェネツィア」と言われています。街全体がコンパクトなので、散策しても、船で巡る運河クルーズも良いと思います。
旧市街は「ブルージュ歴史地区」として世界遺産に登録(2000年)されています。さらに、ブルージュの鐘楼(ベルギーとフランスの鐘楼群)およびベギン会修道院(フランドル地方のベギン会修道院)は他の2つの世界遺産の一部を構成しています。
「ゼーブルージュ」の地図
ゼーブルージュは北海側の港です。港は、以前、ブルージュの街の近くあったが、土砂が堆積して運河が使えなくなり、海側へ後退しています。
↑ブルージュは人気のある観光地で客で混雑