頻尿に悩まされていましたが、水分摂取量の制限と軽い汗かき運動を併用することで、夜間の排尿回数を1回に抑えられるようになり、睡眠の質も改善されました。
頻尿状況を把握するために何時にどれだけの尿を排出しているかを測定することにしました。トイレに行くたびに100均で買った計量カップを持ち込み、排尿の時刻と尿の量を記録しました。60日間、観察を続けました。その結果、現状では、1日に10~12回程、排尿していることが分かりました。特に問題なのは、睡眠の妨げとなる深夜12時から起床までにする排尿です。下表の例では時刻1:48と4:31の排尿が相当します。深夜の排尿の回数を減らすことが出来れば、睡眠の質も向上すると推定しました。また、排尿の最大量は220mlでした。成人の1回の平均尿量は200~400mlとのことですので少ないと推定されます。年齢が上がると膀胱の伸縮機能が低下するとのことなのでそれが原因かも知れません。
注意:頻尿1)の定義は、1日の排尿回数が8回以上を言う。ただし、高齢者は10回を超える場合を言うとのこと。

厚生労働省によると人間は1日に2.5L(2,500ml)の水が必要だとしています。水の摂取の内訳は、食事から1,000ml、体内で作られる水(代謝水)300ml、飲み水 1,200mlとなっています。一方、排出は、尿・便で1,600ml、呼吸や汗で900mlとなっています。但し、この情報はあくまで一般的な代表的な数値だと考えています。体重、体温、年齢などの身体的条件、運動をする/しないや気温・湿度などの自然環境条件などにも考慮する必要があると思われます。
水分の摂取量と排尿量や排尿回数は関係するだろうと考えられますので実際に調査して見ました。ここでは散歩、自転車乗車などの軽い運動をしたことは考慮していません。なぜなら、数値として計測する手段がないからです。その結果、ざっくとですが、水分の摂取量が増加すると、尿の量や排尿の回数が増加する傾向があることが分かります。
注意:横軸の水分の摂取にはジュース、コーヒー、水、スープなどの総量です。ほとんどの成分が水のヨーグルトや豆腐、その他食品の水分量はカウントしていません。何故かと言うと、尿以外(便に含まれる水分量、蒸発水量など)の排出水分量が正確に計測できないからです。


摂取する水分を減らせば頻尿は収まりそうですが、何処まで減らせばよいのでしょうか? 排尿は体から不要なものを排出する大切な機能を有していますので下限値があるようです。尿量の下限値に関しては、種々の情報がありますが、具体的な数値 1)としては、500mlや700mlなど。あるいは、計算式:体重kgx5mlx24時間から計算して算出2)(体重60kgの人では、720ml)するとしているものもあります。私の場合は、1日の排尿量を最小のケースで約800mlを保つように水分の摂取量を制御するようにしました。
注意:水分の摂取量を制限する場合は、事前に医師の指導を受けることをおすすめ致します。 ここでの情報を参考にされて発生した結果については、当方は一切の責任を負いませんので、全て自己責任で行ってください!
計算サイト3)で体からの蒸発水分量が見積もり可能です。私の場合、体温が低いので他の人より約400ml少ない可能性があります。そこで、運動による体内水分の排出促進を検討しました。運動すると体温が上昇し、皮膚などから蒸発する水分が増加するし、汗も出ます。具体的には、スポーツジムに通い、毎日1時間弱の運動をすることにしました。運動量は、カロリー消費:約200kCal、距離:約3kmに相当します。
私がスポーツジムで使用しているトレーニングマシーンです。筋トレマシーンも設置されていますが、私は、トレンドミルと呼ばれてる歩行/ランニングマシーンとバイクと言う自転車こぎマシーンのみを使ってマイルドな運動を行っています。


結論:水分摂取量の制限と軽い汗かき運動を併用することで、頻尿を解決し、夜間の排尿回数を1回に抑えられるようになり、睡眠の質も改善されました。血圧への影響も気になるのでモニターしていますが、現時点では問題にはなっていません。