今回、徳川家の住宅として唯一公開されている戸定邸(とじょうてい)を訪問した。戸定邸はJR松戸駅から徒歩10程の高台の上にあります。幕府最後の将軍 徳川慶喜の弟の昭武が1884年に建設し、別邸(別宅)として使用していた。2006年には国の重要文化財に指定された。
参考 戸定邸の情報
https://www.city.matsudo.chiba.jp/tojo/annai.html

 戸定邸の他に戸定歴史館と戸定が丘 歴史公園もあります。戸定歴史館では徳川昭武が撮影した当時の写真が見れます。戸定邸の南側には戸定が丘 歴史公園があります。植栽には落葉樹も多く、紅葉の時期も楽しめる。西側に江戸川が見え、さらに、空気の澄んだ冬の日には富士山も見ることが出来る。廊下で9棟が結ばれ、23部屋からなる戸定邸は贅沢な平屋造りで、日本庭園の庭と調和した造りとなっている。訪問した日には、残念ながら、庭園から戸定邸を見学できなかった。毎月5と0のつく日には庭園へ出入りが可能とのこと。

 これぞ日本家屋と日本庭園と言う取り合わせであった。茅葺屋根の門を潜り、戸定邸へと向かう。部屋の丸窓、四角窓から見る景色は植栽と調和している、あるいは景色に溶け込んでいる。縁側、石灯籠が雰囲気を盛り上げている。水鏡はきっと遊び心で作ったのだろう。見る角度で鏡の部分の大きさが変化するのが面白い。

戸定邸写真の説明
①ガラス窓から見た庭園 ②庭園(左側) ③北側の縁側付近
④丸窓のある障子 ⑤四角窓のある障子 ⑥水鏡小
⑦水鏡大 ⑧水鏡全景 ⑨茅葺屋根の門(入口)