まとめ
◇多少のITCの知識があれば、一般の人でも本格的なwebサイトが創れます
◇webサイト作成、静止画・動画編集など、主要ソフトウエアはオープンソースで無償で使用が可能です
◇独自のドメイン取得やレンタルサーバを借りるにはコストが多少掛かります
今回のテーマは自分のwebサイトを構築し、世界へ向けて情報を発信しようです。昔に比べると、web作成のスキルレベルとコストが大幅に下がり、敷居が低くなりました。私のwebサイトの創り方の概要を以下にご紹介いたします。
webサイト構築ソフトウエア
私の場合は、WordPressと言うオープンソースのソフトを使って当webサイトを構築しました。何故WordPressかと言うと、知人からの紹介があったからです。色々調べてみると、WordPressは個人のブログ・サイトから企業の商業サイトの構築まで、幅広く、webサイトの作成に使われていることが分かりました。WordPressに関する書籍も多く出版されていて実際のwebサイト作成時に役に立ちます。
WordPressにはAdd-onソフトと言う、追加ソフトで機能の拡張・拡充ができます。テーマ、セキュリティー、バックアップ、閲覧情報解析などのAdd-onソフトが豊富に揃っています。Facebook、Twitter、LINEなどのSNSとの連動ソフトも準備されています。必要なものは、フリーソフトで全部揃えることができます。
私がwebサイトの構築時に参考にしたのは、著者:石川 栄和/大串 肇/星野 邦敏の「いちばんやさしい WordPressの教本」、出版社:インプレス、価格:1,738円の本です。この本を読みながら順次設定して行けばwebサイトのほとんどができ上がります。一番悩むところはテーマの設定です。テーマは、web全体のレイアウト或は構成に相当し、どのようなwebサイトにするかに係ります。
ドメイン取得とレンタルサーバーの契約
無償のドメイン(wwwから始まる部分です)やレンタルサーバーもありますが、制約が大きいので、私の場合は、有償のものを選びました。各社が提供しているレンタルサーバが活用できます。例えば、さくらインターネットなど。月額数百円から千円程度で利用可能です。webサイト構築ソフトとしてWordPressを使う場合、WordPressの簡単インストール(あるいはWordPressクイックインストール)が可能なサーバーをレンタルする方が良いと思います。
独自のドメイン取得に関しては、レンタルサーバ屋さんが手続きしてくれます。安価なのは「.com」ドメインで年額2千円以下で取得できます。
静止画像と動画の編集ソフトウエア
webサイトの構築には静止画像(必須)と動画(あると良い)が必要となります。そのための編集ソフトとして、オープンソースあるいはフリーのソフトが利用可能です。私は、静止画像の編集に「GIMP」、動画の編集に「Shotcut」を使っています。これらの編集ソフトとWordPressを1台のWindows_PCにインストールして使っています。画像編集ソフトそれぞれの使い方の概要を示しておきます。
GIMP
・部分切り取り、貼り付け
・サイズの変更や解像度変更 最新のスマホなどの解像度は高すぎるので1,024×768ピクセルに低減
・修正・調整 例:背景の修正、色調やコントラスト調整
・セキュリティー&プライバシー対策:不要なものを除く/削除 例:車の#プレート削除
Shotcut
・不要な部分のカット
・カット&ペーストで繋ぎ合わせ
・テロップ挿入
・BGMや音声の追加、削除 例:著作権問題などをクリア
あると便利なソフトウエアとしてGiamを紹介致します。パラパラめくりのアニメーションを作成するソフトです。JPEG/GIFなどの画像をドラッグ&ドロップし、表示時間を設定するだけです。
Giam
・静止画像を組み合わせてアニメーション化 例:風車、花の写真を順次再生
撮像デバイス/カメラ
スマホのカメラだけでもOKですが、コンデジや顕微鏡などを準備すると撮れる対象が拡がります。静止画像のストックは多いほど良く、数千枚の画像データがあるのが好ましい。使える写真やイラストなどがないと、ブログなどの記事の執筆中に中断を強いられます。
参考までに私の画像入力デバイスを紹介致します:
・スマホ
・コンデジ ズーム機能付き光学30倍と50倍の2機種、動画撮影も可能
・顕微鏡 最大1,000倍、動画と静止画の撮影が可能
・実体顕微鏡 最大100倍、動画と静止画の撮影が可能
※顕微鏡を使った撮影には5MピクセルのCMOSイメージセンサーを使用
動画のアップロード先は自信のwebサイトではなく、動画サイトを活用するのが良いでしょう。レンタルサーバーで確保している容量やトラフィック(通信速度)に限界があるからです。
・YouTubeなどアカウント取得 G-mailアドレスで登録
・動画をYouTubeなどにアップロードすることで自分のHPを軽量化
問合せ欄とコメント欄
webサイトには問合せとコメントの欄を設けることも出来ます。webサイトの運営の目的によって、これ等の欄の有無を使い分けましょう。私は、最初、両方の欄を設けていましたが、海外の違法ドラッグ・ディーラー、アダルトサイト運営者、迷惑メールからのアクセスが多く、セキュリティーの観点から問合せとコメントの両欄を閉鎖しました。一部には勇気づけて頂ける書込みもありましたが、違法ドラッグやアダルトサイトは執拗に攻めてきます。