今回の寄港地は、ポルトガル共和国の首都のリスボン港です。ここを起点に、シントラとベレン地区の2つの世界遺産に加え、ロカ岬を訪問します。
「ロカ岬」
ロカ岬は、リスボンから西へ、約41kmの位置にあります。アジアからヨーロッパに広がるユーラシア大陸の最西端の岬で、大航海以前は地の果てと考えられた場所です。
「シントラ宮殿」
シントラは、リスボンから北西へ、約29kmの位置にあり、風光明媚な山間部です。シントラ宮殿は、15世紀から19世紀にかけポルトガル王家が夏の避暑に使っていた王宮です。建築様式は3様式(ゴシック、マヌエルおよびムーア)が混合したものだそうです。宮殿は、眺望の良い標高529mの山頂に立ち、その屋根から台所の排気のための円錐状の煙突(高さ約33m)2本が伸びています。シントラ地区は「シントラの文化的景観」として 世界遺産に登録(1995年)されています。
「ベレン地区」
ベレン地区はリスボンから西へ、約14kmの位置にあります。この地区は、大航海時代の出航・帰港の拠点となった場所です。
ポルトガルの黄金時代を象徴する建物が「ジェロニモス修道院」です。エンリケ航海王子とバスコ・ダ・ガマの功績を称えると同時に航海の無事を祈願するために造られた。同修道院は1502年に建設が始まり、1551年に主要部分が完成、完工には更に100年かかったそうです。付近には「ベレンの塔」や「発見のモニュメント」があります。マヌエル様式のベレンの塔は、リスボン港を守る要塞として、16世紀初頭に造られた。 発見のモニュメントは大航海時代の英雄を称える像です。ベレン地区では、「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」が世界遺産に登録(1983年)されている。
「リスボン」の地図
リスボンは、テージョ川の河口にあり、丘に囲まれたポルトガル共和国の首都です。
↑車窓からのリスボンの景色
↑昼食の魚は美味