今回はパプアニューギニアのニューブリテン島の北東部の都市:ラバウルを訪問します。ラバウルには旧日本軍の航空隊置かれていました。第二次世界大戦中にこの地で多くの人が亡くなっているので、戦争遺跡を巡りながらの慰霊の旅としました。
「ラバウル南太平洋戦没者慰霊の碑」
ラバウル南太平洋戦没者慰霊の碑は、港から東へ、約4kmの位置にあります。ラバウル湾を見下ろす丘陵地に設置されています。1980年9月に竣工した第二次世界大戦の戦没者の慰霊碑です。
「山本バンカー」「爆撃機残骸(ラバウル航空隊の基地)」
山本バンカーはラバウル港から東へ、約3kmの位置にあります。山本バンカーは地下に造られた日本軍の作戦司令部のことです。名前の由来は、山本五十六がブーゲンビルで撃墜される前日にこの地下壕に居たことからこの様に呼ばれています。山本バンカーの先にはラバウル航空隊の基地跡があります。
「大発洞窟」
大発洞窟はラバウル港から南へ、約12kmの位置にあります。洞窟には、大発(大型発動機艇のこと)が格納されています。
「ココポ戦争博物館」
ココポはラバウル港から南へ、約29kmの位置にあります。戦争博物館には第二次世界大戦中に使用された様々な武器類が展示されています。戦車、機関銃、戦闘機や魚雷などの大型兵器は野ざらし状態であり腐食がかなり進んでいます。
「ラバウル」の地図
ラバウルは本島の東の位置するニューブリテン島の北東部の都市です。ラバウル市街は、1994年にタブルブル山(標高223m)のが噴火し、厚さ2mもの火山灰に覆われたとのことです。そのため、行政機関などはココポに移転しています。車で道路を走行中、対向車に出会うと、火山灰の砂塵が舞い上がり、空気が埃っぽく感じます。
ラバウル南太平洋戦没者慰霊の碑 戦没日本人の碑
↑山本バンカーとラバウル航空隊跡を訪ねたスライド。最後の写真は村人が「さらばラバウルよまた来るまでは ~」で始まる「ラバウル小唄」を歌ってくれるシーン。10€を寄付する。