今回の寄港地はスペインのモトリルです。モトリル港はグラナダ県に属し、地中海に面しています。ここを拠点として、アルハンブラ宮殿 およびネルハ周辺(ネルハの洞窟、ネルハ旧市街 、フリヒリアナ)を訪ねます。
「アルハンブラ宮殿」
アルハンブラ宮殿はモトリル港から北へ、約65kmに位置しています。グラナダ地区は8世紀初頭から約800年にわたりイスラム教徒に支配されていました。アルハンブラ宮殿は、ナスル朝初代ムハンマド1世により、13世紀前半から建設を開始し、歴代王によって継続され、14世紀後半に完成しました。「グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン」として世界遺産に登録(1984年、1994年に拡大)されています。スペインにおける中世イスラーム建築を代表する建築群であります。
「ネルハの洞窟」
ネルハの洞窟はモトリル港から西へ、約40kmの位置にあります。洞窟は1959年に発見されました。全長800m鍾乳洞の洞窟です。洞窟内には旧石器時代の壁画も残されているそうです。
「ネルハの旧市街」
ネルハの旧市街はモトリル港から西へ、約48km(洞窟から西へ、約8km)の位置の地中海沿岸のコスタ・デル・ソルにある街です。街の建物は全て白く彩られています。海岸線は崖となっていて美しいビーチが見渡せます。
「フリヒリアナ」
フリヒリアナ(または、フリヒリアーナ)はネルハの洞窟から北西へ、約10kmの位置にあります。フリヒリアナはスペインで最も美しい村に選ばれたことがあるそうです。建物は白壁で統一され、細い坂道、階段、路地で繋がっています。散策がお奨めです。
「モトリル」の地図
モトリル港は、グラナダ県の地中海(狭義にはアルボラン海)に面している港です。対岸には地中海を隔ててモロッコ王国があります。
↑アルハンブラ宮殿のスライド