今回はマルタ共和国への船旅です。同国は、イタリアのシチリア島から南へ約100km、リビアのトリポリから北へ約700km離れた地中海に浮かび、航路の要衝地に位置します。治安が良く、英語圏なので旅行客には嬉しい島です。特にヨーロッパの人々に人気が高いリゾート地です。

首都のヴァレッタ (Valletta)は1565年のオスマントルコ軍との戦いグレートシージ(大包囲戦)の経験から、難攻不落の都市となるよう設計され、城塞都市が建設された。首都の名前は、当時のマルタ騎士団長であり、町の完成に尽くしたジャン・パリゾ・ド・ラ・ヴァレットに由来している。海側はどこも垂直に切り立つ石の城壁で囲まれています。要所、要所には大砲が設置されて敵からの攻撃に備えています。

海の色がエメラルド・グリーン或はコバルト・ブルーに輝く「青の洞門」への遊覧船が出ています。

マルタ島では約30基以上の巨石神殿が確認されているとのことです。タルシーン神殿、ハジャーイム神殿、イムナイドラ神殿などが有名です。遺跡は、紀元前3000年以前に作られたと考えられていて、エジプトより古いとの説明を聞きました。