温室効果ガス(GHG)である二酸化炭素(CO2)濃度の測定方法と活用
◇温室効果ガス(GHG)である二酸化炭素CO2の測定には、非分散型赤外線(NDIR)分析計が使われている。二酸化炭素CO2分子の逆対称伸縮振動に伴う波長4.3μm(波数2349cm-1)の赤外線吸収などから、大気中の二酸化炭素CO2濃度を測定している
◇衛星からの計測と地上/海洋に設置したセンサーネットワークを組み合わせた二酸化炭素CO2の計測網を活用し、海洋や森林の炭素循環を明確にするのが課題と考える
◇信頼性に優れ、安価な二酸化炭素CO2センサーが提供されれば、市民によるセンサーネットワークで、二酸化炭素の世界規模のモニターも可能となると思われる
太陽からの光照射量の1時間分を捕捉すれば世界の1年分のエネルギーを賄える?【日本とオーストラリアでの必要な太陽電池の面積を試算】
◇「世界のまるまる1年分のエネルギー需要は太陽から地球に届くエネルギー(日射量)のわずか1時間分」と説明されているが、2時間分と読み替えれば正しい
◇再生可能エネルギーに関しても、恵まれた国とそうでない国がある。恵まれた国が再生可能エネルギーから創った電力を近隣諸国へ送電する、あるいは、水素ガスに転換して輸出するなどするなど、地球規模の再生可能エネルギーの利用の協力の拡大が必要である
◇太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーが増えてくると、昼夜、地域差、気象条件変化などに対応するために、蓄エネルギー技術による平準化と広域連系が必須となる