昨年(2023年)の年末から3月まで世界一周の船旅をしました。私は、船室のバルコニーから海を眺めるのが好きです。過去の経験では、大洋上ではめったにゴミには出会いませんが、今回は幾つかの浮遊するゴミと出会いました。
今回の航路は、横浜→太平洋→南アメリカ大陸の西岸→マゼラン海峡→ブラジル東岸→大西洋→アフリカ大陸→アジアに戻るルートでした。今回は、都市の沿岸部を航行する時、しばしば浮遊ゴミと出会いました。最悪なのは海峡を通過した時です。私のキャビンは9階でしたので、クルーザーの喫水線が凡そ4階相当ですから、ビルの5階から海面を見ていることになりますが、眼下にはゴミが常に見える状況でした。今回はマラッカ海峡の浮遊するゴミの状況報告です。
マラッカ海峡
ウィキペディア からの情報:マラッカ海峡は、マレー半島とスマトラ島を隔てる海峡。南東端で接続しているシンガポール海峡とあわせて太平洋とインド洋を結ぶ海上交通上の要衝となっている。
マラッカ海峡の通過時は、浮遊するペットボトルの多さに驚きました。これだけ多くのペットボトルをみると、ゴミ箱の代わりに、ポイ捨ての誘惑にかられます。ペットボトルは便利なので、回収されてリサイクルされる限り、便利な容器であると考えていました。しかし、これを見る限り、回収の前提が崩れて、ペットボトルも規制せざるを得ないなと感じます。また、海底の様子も気になります。ゴミダメになっていないことを祈るのみ!
他の浮遊するゴミ。小さな発泡スチロール片は多数あるが、写真には撮るのは難しいです。凡そ20cmより大きなゴミのみの写真と考えて頂きたい。
↓↓↓順に、A:ビニールシート、B:浮袋?、C:発泡スチロール破片、D:発泡スチロールの大きな箱↓↓↓
ゴミは集まり、群れをなします。
↓↓↓順に、E:ペットボトル群、F:発泡スチロール群、G:海藻とゴミ群↓↓↓