こちらは詳しいバージョンの地球温暖化の説明です。時間があるときにじっくり見て頂きたい。地球温暖化とは?、私達の生活に及ぼす影響、環境をこれ以上悪化させないための取り組みを各種データに基づいて地球温暖化を解説します。
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地球温暖化の基礎 目次と内容
スライドのテキストP1【地球温暖化の基礎(詳細版)二酸化炭素CO2と地球温暖化の関係 地球温暖化に伴う不都合な影響 地球温暖化の現状とターゲット設定 アクション(何をすべきか?)】

地球温暖化ガス(GHG)の種類

 スライドのテキストP2【地球温暖化ガスの種類は? ガスの種類 影響の大きさ(対CO2) ガスの由来 二酸化炭素CO2 メタンCH4 一酸化二窒素 N2O 代替フロンガス類 石炭や石油などの化石燃料の燃焼など 有機物の腐敗や発酵など 化石燃料の燃焼や水処理時 エアコンや冷蔵庫の冷媒。スプレー缶の加圧ガスなど 代表的な温暖化ガスの種類と地球温暖化に与える影響の大きさを係数で示しています。代替フロンガス類などは少量でも影響は大きい ポイント:燃やす行為は出来るだけ止める、エアコンや冷蔵庫は信用のおける業者に回収してもらうことが重要です】

温室効果ガス(GHG)の排出量 ガス種別

スライドのテキストP3【温室効果ガスの排出量-ガス種別 人為期限 温室効果ガス 総排出量に占めるガス別排出量の内訳 温室効果ガスの排出量は、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素の順となっている 最大の二酸化炭素の排出量のどう抑えるかが鍵となる】

二酸化炭素CO2の排出量 国別

スライドのテキストP4【二酸化炭素排出量-国別割合 世界の二酸化炭素の排出量(個別排出割合)世界の排出量合計 約323憶トン 中国 アメリカ インド ロシア 日本 世界の二酸化炭素の総排出量は年間320億トンレベル。排出量の多い国は、多い方から中国(28%)、アメリカ(15%)、インド(6.4%)、ロシア(4.5%)、日本(3.5%)の順 排出量のトップ5ヵ国で世界の二酸化炭素の総排出量の半分以上を占める 】

二酸化炭素CO2の排出量推移 化石燃料種別

スライドのテキストP5【二酸化炭素の排出量推移-燃料種類別 燃料別にみる世界の二酸化炭素排出量 石炭 石油 ガス その他 オークリッジ国立研究所 二酸化炭素の大半は化石燃料の燃焼に由来している】

大気中の二酸化炭素CO2濃度の経年変化

スライドのテキストP6【大気中の二酸化炭素濃度の経年変化 二酸化炭素濃度(ppm) マウナロア(ハワイ)綾里(日本)南極点 気象監視レポート 気中の二酸化炭素の量は、どの地域でも継続的増加して来ている 過去、50年で大気中の二酸化炭素の量は約1.25倍になった】

グリーンハウス(温室=GH)効果とは

スライドのテキストP7【グリーンハウス(温室)効果とは? 地球温暖化はどんなしくみで起こるの? 約200年前の地球 現在の地球 太陽からの光 熱をもっと吸収 熱を吸収 大気 熱の放出 人類の活動で二酸化炭素などの温暖化ガスが増加・蓄積してきた ⇒その結果、地球から熱が逃げにくくなり、地球の温暖化が進行している】

地球温暖化の影響

スライドのテキストP8【地球温暖化の影響 分類 内容 気象 継続的な熱波 ⇒気候の亜熱帯化 局所的多雨⇒地滑り/乾燥化 台風の大型化、突風頻発 洪水 農・水産業 収穫量の減少 飲料水 水不足する地域が増加  病気 熱帯性病気の発生:マラリア、テングス熱、ジカ熱など 生態系への影響 動・植物の多様性が失われる 海面上昇 高潮 ⇒海岸部土地の流失 諸島の消失 移住難民の発生 地球温暖化で好ましくないことが多発】

気温上昇と社会へのインパクトの関係

スライドのテキストP9【気温上昇とインパクトの相関 直接 間接 インパクト CO2増加 気温上昇 大気、海水温度の上昇 熱帯性の昆虫・動物の増加 熱帯性病気の拡大:マラリア、ジカ熱 ・ヒアリ、赤毛クモなど繁殖 サンゴ礁の白化 水産物収穫量の減少 氷河などの溶解 国土の減少、諸島の水没 海面上昇 土壌の流出、飲料水の減少、耕作地の減少 水、海水の膨張 移転、移住 局所的な乾燥・多雨 農産物収穫量の減少 海などからの水蒸気の蒸発の拡大  台風の大型化、突風・竜巻の多発化 洪水、突風多発 CO2増加に伴う海水の酸性度の上昇 海洋生物の骨への影響】

地球温暖化を防止するには?

スライドのテキストP10【地球温暖化を防止するには 項目 現状 パリ協定 備考 ・二酸化炭素の総排出量 ・大気中の二酸化炭素濃度 ・総排出量400憶トン/年 ・大気中400ppm ・今世紀後半には、実質的に排出をゼロ或いはマイナスに 平均気温の上昇を2℃以下に抑えるため 平均気温の上昇 ・0.85℃上昇 ・2℃以下 ・努力目標は1.5℃以下 協定の基準:産業革命以前の平均値
海面水位の上昇 ・19cm上昇 (中心値で40cm程度を予想) 協定の基準:1986-2005年の海面水位の平均】

二酸化炭素排出量のターゲット値

スライドのテキストP11【二酸化炭素排出量のターゲット値 今後どのくらい排出量を減らす必要があるの? シナリオにもとづく温室効果ガス経路 2℃未満を実現するには2100年には排出量をゼロまたはマイナスに ◇「2℃シナリオ」(気温上昇を産業革命前に比べて2℃未満に抑制する)を実現するには、今世紀後半には総排出量を実質的にゼロ以下に抑制する必要がある
◇縦軸の単位:GtCO2eq./yrはCO2換算した排出量を10億トン/年で示しています】

地球温暖化の予想と防止シナリオ

スライドのテキストP12【地球温暖化の予想とシナリオ 世界の気温はこれからどうなるの? 1950年から2100年までの気温変化 最大4.8℃上昇 ◇世界の平気温は、1880~2012年の期間に0.85℃上昇しています ◇縦軸の基準0℃は1961-1990年平均値です】

海面水位の上昇予想

スライドのテキストP13【海面水位の上昇予想 地球の海面水位はこれからどうなるの? 2100年までの海面水位の予想 最大82cm上昇 ◇1901~2010年の期間に世界の平均海面水位は19cm上昇しています。1986-1905年の平均を基準0cmとしている。 ◇2100年における海面水位の上昇を40cmレベルに抑える】

日本の二酸化炭素の排出量 部門別

スライドのテキストP14【日本の二酸化炭素の排出量ー部門別 日本の部門別二酸化炭素排出量の割合 間接排出量 エネルギー転換部門 産業部門 運輸部門 業務その他部門 家庭部門 工業プロセス 廃棄物 ◇日本の二酸化炭素の総排出量は毎年12億トンのレベル ◇産業部門が日本の最大の二酸化炭素排出部門であり35%を占める。次に、運輸、業務その他及び家庭の3部門が同レベルの18~16%の範囲で追っている。】

日本の家庭からの二酸化炭素排出 用途別

スライドのテキストP15【家庭からの二酸化炭素排出 家庭からの二酸化炭素排出量 用途別内訳 暖房から 冷房から 給湯から キッチンから 照明、家電製品などから 自動車から ゴミから 水道から ◇日本では、世帯当たり毎年4.5トンの二酸化炭素を排出している ◇家庭での二酸化炭素の排出機器は、冷・暖房・給湯関連33%、照明・家電製品33%、自動車23%となっている】

我々に出来ること

スライドのテキストP16【我々にできること <エコな暮らしを楽しむ> 省エネ(節電)を推進 LED照明の導入、家電買い替え時、冷蔵庫、エアコンなどエネ効率の良い製品を購入 交通手段 徒歩、自転車、公共交通機関を活用 車の買い替え時には燃費の良い車を選択 食品を無駄にしない 4R=3R+1Refuse(不要なものは買わない)を実行 住居の断熱化: 改装・新築時、断熱材追加、二重窓など 戸建て: 植樹 再生可能エネルギーの推進: 太陽光発電、風力発電など】