最近の報道で話題の「生成AI」なるものを使ってみた感想です。私の経験から何に役立つか?、どの程度使えるか?をご紹介いたします。

生成AIとは、コンピュータの機械学習により、世界のありとあらゆるテキストデータ(文章)、コンピュータプログラム、オーディオデータ(音声&音楽)、画像&動画などを学ばせ、入力した条件にあう、新たなデータを生成する/返すAI(人工知能)のことと理解しました。

私が「生成AI」に期待するのは、web上の調査、コンピュータプログラム、時々書くe-mailなどの手紙の下書きに使いたいと思っています。webを使った調査は対象のデータが膨大で、兎に角、手間と時間がかかります。コンピュータプログラムもweb上に沢山公開されていますが、まともに動作しないものも多く存在ましす。

最初に「chat GPT」を試しました。「chat GPT」関連のニュースが多いので先ずは順当な選択かと思いました。思いつくままに幾つかの質問をしました。旅行、投資などの質問には、そこそこのレベルの回答と判断しました。しかし、回答結果に単純な間違いも見られ、その上、回答のレベルがやや表層的なものだと感じました。次に、近年話題のコンピュータプログラム:pythonのプログラムを条件を与え、「chat GPT」につくってもらいましたが、動作させると、全部(数個の例しか試していないが)エラーが出てプログラムが中断しました。「chat GPT」にコンピュータプログラムは苦手か聞いたら、得意でないとの回答があり、その日は終了しました。翌日、気を取り直してプログラムつくりに再度挑戦しようとすると、添付の様な表示が出て、「chat GPT」にアクセスすることを拒否されるようになりました。

「chat GPT」から拒否された。リンク先に行っても抗弁する先が見つからず、、、。

私のモットーは「来るものは拒まず」、「去る者は追わず」なので別のAIを探すことにしました。このタイミングで、「Google bard」が使えると知り、なら使って試そうということになりました。私が良く知る内容を幾つか質問しました。その結果は、「chat GPT」と同じレベルと判断しました。一方、コンピュータプログラム pythonに関しては、私がお願いしたものは何れも完全動作することを確認できました。素晴らしい! コンピュータプログラマーではない私でも、これならpythonのプログラムも作れるなと思いました。

生成AIは誰が、どの様に使うのが良いのでしょか? 私の経験からでは、①生成AIの回答は完全ではない、②表面的なレベルの回答でもっと深いレベルがある可能性がある、③(適切な生成AIを使えば)参考になるコンピュータプログラムは作ってくれることが分かりました。たまたま、日経新聞の渡辺 東大教授の記事を見つけました。教授によると、生成AIは「低スキル」の人の生産性の向上に役立つとのことです。その通りだなと思いました。

私の結論は、生成AIで一般的調査は可能だが、結果の検証は必須、更なる深堀も、時には必要、自分の未知の分野の挑戦には役立つ可能性がある。

私が以前見た光景をテキストにして、マイクロソフトの画像生成AI(Bing Image Creator)にイメージを作成してもらいました。この時は偶然見かけたもので写真に撮ることが叶いませんでした。

生成AIを知るには、次のweb情報などが役に立つと思います。
1.そもそも生成AIとは?
 https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/column/generative-ai/vol1.html

2.生成AI(Generative AI)とは
 https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/articles/2023_0517.html

3.ChatGPTが「底上げ」する生産性 渡辺 安虎東大教授
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD150RE0V10C23A5000000/