我が家の防災対策をご紹介いたします。自然災害が万一起きても、「自宅で火事を発生させない」かつ「2〜3日は自宅で過ごせる」ことを目標にして災害に備えています。防災用品は一気に揃えないで、数年かけて色々検討して準備しました。

関東地方に住んでいる関係上、地震への対応を第一に想定しています。住いの立地や階数を考慮して、水害は想定していません。自宅はコンクリート造りのオール電化対応(つまり、ガスや灯油を使わない)の集合住宅なので一般の火災の危険は比較的少ないかと考えています。

地震時の電気火災を防止する目的で、自宅の電気の配・分電盤に感震センサー/ブレーカを取り付けました。震度5強の地震が発生した場合、3分後にメイン・ブレーカが自動的に落ちる(電気の供給を遮断)仕掛けになっています。なぜ3分後に電気遮断かと言いますと、地震の警報が出てから逃げるまでの時間、(夜も想定し)照明を維持するためです。感震センサー/ブレーカが一旦作動すると、地震の発生後に電気を再開(復旧)しても、配・分電盤のスイッチ操作なしには、機器へは通電しませんので、電気火災の防止により役立ちます。

感震センサー(右端)

照明関係では、LEDライトに加えて長時間点灯可能なLEDランタンも準備しています。手回し発電機付きのラジオもあります。この発電機はUSB器機への充電も可能です。

被災後の作業のために、ヘルメット軍手、被災して閉じ込められた場合に使う呼子笛とドアを壊すためのバール(写真はなし)も準備しています。

軍手、呼子笛

非常食の食料品は、ローリング・ストック方式(保存可能な食料品を日常的に食べて、減った分を買い足し、一定量の保存食料を常時確保する方法)が良いと言われていますが、この度、25年も長期保存が可能な食料品を見つけましたので、これにしました。フリーズドライ食品でかつ缶に封入されていますので長期保存が可能になったようです。お湯又は水を注いで食べます。今回購入したものは15食分のセットです。価格が安くなるともっと普及すると思います。

水はミネラルウォーターを毎日使用しているのでローリング・ストック方式で、2Lx6本/箱x6箱(72リットル)を貯蔵しています。

水を運ぶための折りたたみのウオーター・タンクEmergency Blanket(アルミコートしたポリエステルフィルム製の非常用ブランケット)と言う、体を覆って体温を保つ防寒シートも備えています。冬の災害には防寒対策が必須です。3.11に被災した知人は、酒が一番ありがたかったと言っていました。

被災時の特に大事なのはお手洗いの対応です。組み立て式の段ボールのトイレ汚物入れ(現時点では95袋)も準備しています。汚物入れは便座式の自宅トイレに取り付けても利用可能です。水道、汚水系の配管が壊れた場合、お手洗いは使えなくなりますので非常用トイレの準備は必須だと思います。

その他として、太陽電池パネルカセット・ガスコンロも準備しています。スマホ等の充電や調理にも使えます。